当店の一番の人気商品はベッドです。
店内には常時50台以上のベッドを展示し、お客様に合わせたベッドを日々販売しております。
そこで今回は飛騨高山の老舗家具屋がベッドの選び方ついて紹介したいと思います。
ベッド選びのポイントは3つ!
- ベッドのサイズ・大きさ
- マットレスの硬さ
- フレームの色・デザイン
是非、今回の記事をベッド選びの参考にしてください。
目次
1.ベッド(マットレス)の大きさ・サイズの目安にいて
ベッド(マットレス)のサイズはメーカーによって多少の誤差はありますが、
基本的には以下のサイズを目安に考えてください。(フレームのサイズは別)い
サイズ名 | 幅 | 長さ |
セミシングル | 約80-85㎝ | 約195㎝ |
シングル | 約90-100㎝ | 約195㎝ |
セミダブル | 約120㎝ | 約195㎝ |
ダブル | 約140㎝ | 約195㎝ |
クイーン | 約160㎝ | 約195㎝ |
キング | 約180㎝ | 約195㎝ |
よく「ダブルはシングルの2倍の幅」だと勘違いをされている方がいるのですが、
実際はダブルはシングルの1.5倍弱の幅しかありません。
長さはメーカーによって個体差がありますが基本的には2メートル弱の長さです。
2.大人用のベッド(マットレス)の選び方
ベッドの選び方はまずは寝る人の体格・寝方とベッドに寝る人数からベッドの大きさを決めます。
2-1. 平均的な体格から必要なベッド幅を考える
寝返りをうっても快適に寝るには肩幅+両側に20㎝ずつあると良いといわれています。
肩幅は体格によっても異なりますが、女性は約40㎝、男性は約45㎝くらいです。
つまり1人で寝る場合ベッドの幅は最低限80‐85㎝は必要です。
次の項目では寝る人数ごとにおすすめのサイズを説明します。
2‐2.大人が 1人で寝る場合のベッドの選び方
大人が1人で寝る場合は体格や寝方に合わせてシングル・セミダブル・ダブルを選ぶ方が多いです。
クイーン以上は広いベッドへの憧れや、今後二人以上で寝る場合がある場合に検討してみてください。
サイズ | ベッド幅 | おすすめ |
セミシングル | 約80-85㎝ | ワンルームや部屋の広さに制限がある方におすすめです。少し窮屈ですが、小柄な方であればこのサイズでも十分に寝ることができます。 |
シングル | 約90-100㎝ | 大人1人が寝る基本的なサイズです。寝返りをうっても多少余裕がある大きさです。多くの女性が使っているサイズ。ビジネスホテルに多い。 |
セミダブル | 約120㎝ | ゆったり一人で寝たい方に1番人気のサイズです。マットレスの真ん中に寝ると左右に30cm以上スペースがあるため、余裕をもって寝ることができます。多くの男性が使っているサイズです。 |
ダブル | 約140㎝ | 贅沢に一人で寝ることができます。大の字で寝たい方や、体格の大きな方におすすめです。少し良いホテルの1人部屋ではこのサイズが多いです。 |
クイーン | 約160㎝ | ホテルのダブルのお部屋のベッドに多いサイズ。毎日ホテルのようなベッドを独り占めしたい!という方にはおすすめです。 |
キング | 約180㎝ | シングルの2倍の幅。最大のベッドサイズ。海外の映画のような広いベッドで寝たい!という方にはおすすめです。 |
2‐3.大人が 2人で1台に寝る場合のベッドの選び方
寝心地だけを考えれば当店では1人一台のベッドを使うことをおすすめしています。
2‐2のようにそれぞれにあったサイズのベッドで、フレームのデザインを合わせて隣合わせにツインで使うといいでしょう。
ただ、部屋サイズの制限や、寝心地以上に1台で寝たい場合は以下を参考にしてください。
基本的にはダブル以上のサイズが二人で寝る場合には推奨です。
サイズ | ベッド幅 | おすすめ |
セミシングル | 約80-85㎝ | 小柄な大人でも二人の肩幅ぴったりのサイズなのでかなり窮屈。 |
シングル | 約90-100㎝ | 平均的な大人二人の肩幅ぴったりのスペース。寝返りのスペースもないので窮屈。 |
セミダブル | 約120㎝ | 左右と間に10㎝程度の間隔はあるが、窮屈。 |
ダブル | 約140㎝ | 二人で寝るのに最低限なサイズ。左右と間に15㎝ほど間隔ができるが少し窮屈に感じる。新婚時はまずこのサイズを一台買って、子供が生まれたタイミングでもう一台買う方も多い。 |
クイーン | 約160㎝ | ホテルのダブルのお部屋のベッドに多いサイズ。二人で寝ても20㎝以上の間隔が取れるため、ゆったり寝ることができる。 |
キング | 約180㎝ | シングルの2倍の幅。二人でも十分に余裕をもって寝ることができる。 |
↑セミダブルまでだとかなり窮屈なのが分かる。ダブル以上をおすすめします。
3.子供用のベッド・添い寝する場合のベッド選び方
3₋1.子供用ベッドを買うタイミングと成長に合わせた選び方
子供用のベッドを買う場合、考えないといけないのはベッドを使っている間に子供が成長するということです。
一般的に「ベッドの寿命は長くて10年程度」と言われてますので、その10年の間の子供の成長を考慮して検討しましょう。
基本的にはセミシングルやシングルサイズのように小さいサイズで良いのですが、
買うタイミングが中学生や高校生の場合はその子の体格に合わせて、大人になっても使えるセミダブル以上も検討するといいでしょう。
成長過程の子供だからこそ、自分のサイズに合ったサイズのベッドを是非選びましょう。
3‐2. 1台のベッドに子供と添い寝する場合のベッドの選び方
子供の寝心地だけを考えれば、乳幼児期はベビーベッド、そのあとは子供も1台のベッドを使うことをおすすめしますが、同じベッドで寝る場合は以下のサイズを参考にしてください。
基本的にはセミダブル以上をおすすめします。
サイズ | ベッド幅 | おすすめ |
セミシングル | 約80-85㎝ | 赤ちゃんとの添い寝でもかなり窮屈です。 |
シングル | 約90-100㎝ | 小さな赤ちゃんとの添い寝も可能ですが、子供が1歳を過ぎて寝相が悪くなるとかなり窮屈になります。 |
セミダブル | 約120㎝ | 乳幼児との添い寝する最低限の大きさです。子供はよく動くので、壁側に寝かすなど落ちない工夫必要です。 |
ダブル | 約140㎝ | 余裕をもって子供と二人で寝ることができます。大人2人と子供だと幼児でも少し窮屈です。 |
クイーン | 約160㎝ | 子供と大人二人でも十分に余裕をもって寝ることができます。大人2人+子供でも寝ることができます。 |
キング | 約180㎝ | 親子3人ならゆったりと寝ることができます。小さいお子さんであれば少し窮屈ですが親子4人でも可能です。 |
4.ライフスタイルに合わせたベッドの選び方
これまでは体格や人数に合わせて、ベッドのサイズを説明してきましたが、
少し違う切り口から、ベッドのサイズの選び方を考えてみましょう。
・ワンルーム・一人暮らしのベッドの選び方
初めての一人暮らしや子供部屋など寝るスペースとリビングスペースが兼用のお部屋の場合、
寝心地よりも部屋全体のバランスを考える必要があります。
部屋が8畳以下の場合はベッドのサイズはシングルかセミシングルが良いでしょう。
フレームも省スペースのもので、場合によっては折り畳みベッドやソファも兼ねて使うような使い方も検討しましょう。
・新婚の夫婦
新婚の夫婦は同じベッドで寝るというイメージが強いですが、同じベッド寝るというのは意外とストレスも多いものです。
どんなに良いマットレスを使っても同じマットの上で動けば、振動は伝わります。
寝る時間や寝るまでの動作が少し違うだけで、睡眠時間や睡眠の質に悪影響を与えてはせっかくの新婚生活が台無しです。
まずはしっかり夫婦間で眠りについて話し合ってみましょう。
それでも一緒のベッド!ということであればまずはダブルのベッドを1台買い、子供が生まれたタイミングや、タイミングを見て
もう一台シングルを買って横並びでツインにするのもいいかもしれません。
・憧れのホテル・映画のような寝室
海外の映画やドラマに出てくるような、大きなベッドはクイーンやキングサイズです。
人生の3分の1を使う睡眠ですから、自分へのご褒美として大きなベッドを買ってみるのもいいかもしれません。
それによって毎日寝るのが楽しみになり、寝起きもすっきりするのであれば、安い買い物かもしれませんね。
・客室用のベッド
使用頻度の低いベッドであればシングルサイズのベッドがおすすめです。
ビジネスホテルなどにも置いてあるサイズですので、小さすぎるということもないですし、
お値段的にもリーズナブルです。
5.マットレスの種類・硬さの選び方
※現在、編集中です。
6.ベッドフレームの選び方
詳しくはまた別の記事で書きますが、ベッドフレームを選ぶ場合は
デザイン・色×ベッド高さ×機能の組み合わせで考えて選びます。
・デザイン・色
マットレスが寝心地など機能面が重要なのに対して、フレームは見た目のデザイン性が一番重要です。
つまり基本的には買う方の好みや部屋の雰囲気で選んでしまって問題ありません。
ベッドの頭部分のヘッドボードの形やフレーム自体の色や模様から考えてみましょう。
・ベッドの高さ
ベッドの高さは2つの点で重要です。
①膝や腰への負担
ベッドが低すぎると、起き上がるときに膝や腰へ負担がかかります。
腰痛もちやひざ痛持ちの方は膝の高さ(40‐45㎝)くらいの高さのベッドがいいでしょう。
②部屋全体への圧迫感
ベッドは面積が大きな家具です。
部屋が広い場合はいいですが、狭い場合は極力フレームが低いベッドのほうが、部屋全体への圧迫感は減ります。
・機能
フレームの機能は3つ
①宮付き(キャビネット付き)ベッド
ヘッドボードに収納スペースやコンセントや照明が付いたもの。
②収納付きベッド
ベッド下に収納スペースが付いたもの。ベッドの下のデッドスペースを有効に活用できる。
引出しタイプと跳ね上げ式の2タイプあります。
家全体に収納が少ない場合はおすすめです。
③リクライニングベッド
背中・足・ベッド全体の高さを調整できるベッド。
最後に
よく言う言葉ですが、「人生の3分の1は睡眠」です。
眠りの質は、起きているときの活動の質にも影響します。
是非、自分に合ったベッドで快適な睡眠を。
店頭では気軽に実際に寝てみることも可能です。
是非、これを機に自分に合ったサイズのベッドを選んでください!
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